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  ビジネス誌拝見 ビジネスマンに適切な雑誌は?    

                           『朝日新聞』 1998年 3月7日夕刊
   

『週刊エコノミスト』は150および4。『週刊東洋経済』は200および4。『週刊ダイヤモンド』は230および4。『実業の日本』は260および6。『日経ビジネス』は280および4。『フォーブス日本版』は400および7。『プレジデント』は780および12。数字は雑誌の重さ(グラム)と厚さ(ミリ)を示している。
ビジネス誌を読むのは通勤途上ではないのかな。とすれば片手で持ちながらページめくりのできるものがよい。この点では、軽量かつ薄手の『エコノミスト』と『東洋経済』は、B5判ということもあり、合格。
 重量級A4判の『プレジデント』ともなると明窓浄机用か。であれば大競争時代の今でもなお、優雅な生活を享受できる読者がいるということか!?
 『ダイヤモンド』もA4サイズだが、工夫をこらしたあれこれのランキング表を毎号載せている。この表に大判が必要ということは、まあ理解できる。
 つぎは目次。どの雑誌でも巻頭の広告やグラビヤに混ざっていて探しにくい。せめて1ページ目に刷り込んでほしい。
 また、アンケート用ハガキの綴じこみがどの雑誌にもある。そのページがパックリ開いてしまうのは雑誌社の思惑通りだろうが、読者には不愉快。
   
(注)本文執筆後、B判の雑誌は激減した。B判が国際標準でなかったこと、B判を偏愛していた日本の官庁がA版に転向したこと、これが理由だろう。

   
    名和小太郎   読書・出版論(12)                    トップペ−ジへ   読書・出版論リストへ  次へ  前へ